東京電力(株)福島第一発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップの進捗状況と課題(概要)

取り組みの状況


1~3号機の原子炉・格納容器の温度は、この1か月、約15°C~約25°C;※1で推移しています。また、原子炉建屋からの放射性物質の放出量等については有意な 変動がなく※2、総合的に冷温停止状態を維持していると判断しています。

※1  号機や温度計の位置により多少異なります。
※2  1~4号機原子炉建屋からの放出による被ばく線量への影響は、2017年1月の評価では敷地境界で年間0.00029ミリシーベルト未満です。なお、自然放射線による被ばく線量は年間約2.1ミリシーベルト(日本平均)です。



1号機原子炉建屋カバー壁パネル取り外し完了


陸側遮水壁の状況



陸側遮水壁の凍結範囲


原子炉注水量の低減


1号機原子炉格納容器内部調査に向けて


2号機原子炉格納容器内部調査結果


3号機燃料取り出し用カバー等設置工事の進捗


ストッパ設置状況

港湾内海底土被覆完了


海底土被覆イメージ

労働環境改善に向けた作業員へのアンケート結果


※モニタリングポスト(MP-1~MP-8)のデータ
 敷地境界周辺の空間線量率を測定しているモニタリングポスト(MP)のデータ(10分値)は0.503μSv/h~2.100μSv/h(2017/1/25~2/21)。
 MP-2~MP-8については空間線量率の変動をより正確に測定することを目的に、2012/2/10~4/18に、環境改善(森林の伐採、表土の除去、遮へい壁の設置)の工事を実施しました。
 環境改善工事により、発電所敷地内と比較して、MP周辺の空間線量率だけが低くなっています。
 MP-6については、さらなる森林伐採等を実施した結果、遮へい壁外側の空間線量率が大幅に低減したことから、2013/7/10~7/11にかけて遮へい壁を撤去しました。