これまで研究開発として、システム構築に参考となる情報の収集や関連するプロジェクトからのインプット及び他プロジェクトへのアウトプットを整理、技術開発の全体計画策定や課題への対応検討などを実施している。なお、2015 年度には収納缶設計情報、安全評価技術、燃料デブリ乾燥技術等の海外情報の収集を実施している。
福島第一原子力発電所の状況から多様な燃料デブリを想定、条件設定を行った上で収納・移送・保管システムについて検討を行っている。(R/B からの搬出フロー案は前出の図1、 保管側のフロー案はこちら(NDF技術戦略プラン2016, page 4-113,図4.4-2 )および こちら(NDF技術戦略プラン2016, page 4-114,図4.4-3 )を参照されたい)
基本仕様に基づく設計を今後実施する。
上述のとおり、現在は保管までのシステム構築や収納缶基本仕様等の検討を行っている段階であり、今後システムの具体化に伴い技術的な課題が抽出されるため、これに適切に対応する必要がある。現時点で明らかになっている課題対応を次項に記する。