燃料デブリ取り出しに向けた技術戦略プラン

はじめに

以下では、 「東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2016」(原子力損害賠償・廃炉等支援機構) (以下、NDF技術戦略プランと記す)を基に、最新のデブリ取り出し戦略について解説する。 なお、原子力損害賠償・廃炉等支援機構の許諾を得て、NDF技術戦略プランを一部改変して引用している。

燃料デブリ取り出し検討の進め方

燃料デブリは、現在一定の安定状態にあるが、さらにそのリスクを更に低減するためには、 周到な準備と技術によって取り出し、安定保管することが必要である。 これは、

  1. 取り出しまでの間燃料デブリの安定状態を維持・管理する
  2. 燃料デブリを安全に取り出す
  3. 取り出した燃料デブリを収納・移送した後、安定的に保管する
というステップで進めることとなる。

この燃料デブリのリスク低減に向けた検討は多岐にわたるため、 全体像をとらえるべく、骨格となる必要な要件の構成を記した「ロジック・ツリー」を図1 に示す。 URL00へ URL1へ URL2へ URL3へ URL1.1へ URL1.2へ URL1.3へ URL1.4へ URL2.1へ URL2.1.1へ URL2.1.2へ URL2.1.3へ URL3.1へ URL3.2へ