上部クラスト及び溶融プールから採取された燃料デブリ試料の分析結果(微細構造、元素組成)

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図1 上部クラスト(2試料)及び溶融プール(1試料)の微細構造、元素組成(参考文献[1]をもとに作成。
図2 上部クラスト試料(G08-P11-H)の微細構造(参考文献[1] Fig.16)

概要

TMI-2事故後の上部クラスト及び溶融プールから採取された燃料デブリ試料の微細構造、元素組成等を調べ、その生成プロセスを推定。[1]

  • EPMA,中性子線回折などの分析結果(図1参照)から、ひとつの試料におけるEPMAによる点組成のばらつきは非常に小さい。⇒ 溶融していた、あるいは融点直下の温度(~2600K)での維持を示唆。 
  • 上部クラストの試料では、U濃度の高い相と低い相に分かれ、数μmの粒子が成長(図2参照)。⇒ 固相拡散を伴う凝固プロセスを仮定し、UO2-ZrO2状態図及びZr4+の拡散係数をもとに、約1750Kで3~72h維持されたものと推定。


燃料デブリ・堆積物の生成プロセスの検討に資する情報

  • 粒子の成長度合いから降温過程に係る情報を推定。

関連項目

スリーマイル島原子力発電所事故
既往知見

参考文献

  1. ↑ 1.0 1.1 1.2 Akers D.W., Bart G., Bottomley P., Brown A., Cox D.S., Hofmann P., Jensen S.M., Kleykamp H., Manley A.J., Neimark L.A., Trotabas M. (1992 E): TMI-2 examination results from the OECD/CSNI program vol. 1&2. EGG-OECD-9168. Appendix E.